過去三年(2014~2016年)の通算完投数トップ10を紹介します。
過去三年での通算完投数でトップに立ったのは、菅野智之(巨人)と則本昂大(楽天)の14完投。
菅野の2014~2016年の完投数推移は、3完投(リーグ最多)・6完投・5完投(リーグ最多)。過去3年の内、2度のリーグ最多完投を記録しています。投球回も158回2/3・179回・183回1/3と年々増やしてきており、2017年は自身初の200回到達が期待されます。
則本の2014~2016年の完投数推移は、9完投(リーグ最多)・3完投・2完投。リーグ最多完投を記録した2014年は交流戦1シーズン最多記録となる4完封を含むシーズン7完封を記録しました。ここ3年は完投数が年々減少していますが、投球回は202回2/3・194回2/3・195回で3年連続リーグ最多を記録しています。
3位は、岸孝之(西武)、大谷翔平(日本ハム)、大野雄大(中日)の12完投。
岸の2014~2016年の完投数推移は、5完投・5完投(リーグ最多)・2完投。3位タイとなる12完投を記録しているものの、2015・2016年は2年続けて規定投球回到達を逃しており(110回1/3・130回1/3)、楽天へFA移籍した2017年は心機一転での完全復活が期待されます。
大谷の2014~2016年の完投数推移は、3完投・5完投(リーグ最多)・4完投。二刀流として活躍する大谷が完投数で3位タイにランクインしました。2016年は怪我の影響や打撃好調で打者としての出場が増えたことから、イニング数は140回でわずかに規定投球回に届きませんでした。
大野の2014~2016年の完投数推移は、3完投・6完投・3完投。2016年は規定投球回に届かなかったものの(129回2/3)、2015年にはリーグ最多となる207回1/3を記録するなど豊富なスタミナを持ち合わせています。中日のエースとしての働きが求められる立場の投手でもあるため、自身初のタイトルを獲得するような高いレベルでの活躍が期待されます。
6位以降にも、藤浪晋太郎(阪神)、山口俊(DeNA)、石川歩(ロッテ)が過去三年通算で二桁完投を記録しています。また、西勇輝(オリックス)、井納翔一(DeNA)と、ここ数年チームの主力として活躍を果たしている二人の若手右腕もトップ10入りを果たしました。
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