プロ野球史上唯一記録された「サイクル盗塁死」。
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「サイクル盗塁死」とは?
正式な野球用語ではありませんが、「一試合で二盗、三盗、本盗の全てを失敗すること」とされています。
そんな珍しい記録を残した選手とは、主に1970年代にサンケイアトムズや日本ハムなどで正捕手を務めて活躍した加藤俊夫です。
捕手の通算盗塁数でもトップ10入りする通算73盗塁を記録するなど捕手としては俊足で知られた加藤でしたが、1979年5月のロッテ戦で二盗・三盗・本盗を一人ですべて失敗し、サイクル盗塁死を記録しました。
これと同時に作られた1試合3盗塁死は日本タイ記録。
ちなみに加藤は上記の通り、通算73盗塁に対して通算39盗塁死であり盗塁成功率は65.2%を記録しています。
達成選手のプロフィール
名前:加藤俊夫(かとうとしお)
ポジション:捕手、内野手
プロ入り:1966年 第2次ドラフト1位
プロ年数:18年
1979年打撃成績:試合、安打、打率.、本塁打、打点、盗塁
通算打撃成績:1507試合、962安打、打率.247、116本塁打、431打点、73盗塁
表彰:ベストナイン 1回(1977年)、ダイヤモンドグラブ賞 1回(1977年)
その他:オールスター出場 4回(1973年、1977年、1978年、1980年)
・通算本塁打も100本を超えるなど打力も持ち合わせた選手として、4度のオールスター出場、1977年にはベストナイン・ダイヤモンドグラブ賞のW受賞も果たしています。
・シーズン最高盗塁数は1977年の17盗塁。1977年~1979年は3年連続で二桁本塁打&二桁盗塁を記録しています。
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