2017年シーズン開幕前に本サイトで「2017年注目の選手」として挙げていた4選手の成績を振り返ります。
目次
挙げていた「2017年注目の選手」一覧
吉田正尚外野手(オリックス・バファローズ)
記事:2017年注目の選手① 吉田正尚外野手(オリックス・バファローズ) - 野球の記録がここにある
入団年:2015年
前年成績:63試合、67安打、打率.290、10本塁打、34打点、0盗塁
2017年成績:64試合、71安打、打率.311、12本塁打、38打点、1盗塁
<2017年の主な活躍>
・安打数、本塁打数、打点数で前年を上回る成績
・シーズン失策0
<pekitarinメモ>
・鮮烈なデビューを飾ったルーキーイヤーからの期待度を含めると、少し物足りなさを感じていまいますが、僅かながらも前年より確実に成績を上げました。特に出塁率を向上させ、三振率は減少させていることから打撃内容も向上しています。
慢性的な腰痛だけが気掛かりですが、シーズン通して出場できればタイトルも狙える実力は持っていると見ています。
安部友裕内野手(広島東洋カープ)
記事:2017年注目の選手② 安部友裕内野手(広島東洋カープ) - 野球の記録がここにある
入団年:2007年
前年成績:115試合、73安打、打率.282、6本塁打、33打点、7盗塁
2017年成績:123試合、128安打、打率.310、4本塁打、49打点、17盗塁
<2017年の主な活躍>
・初の規定打席到達&打率3割&二桁盗塁
・リーグ打率4位
<pekitarinメモ>
・前年のブレークに続き大ブレーク。三塁のレギュラーを獲得し、自身初の規定打席到達に加えて、打率3割を達成しました。シーズン序盤は他の打者を大きく引き離す高打率をマーク。シーズン中盤で打率3割を切り、息切れしたかに見えましたが、V字回復を見せ最終盤まで首位打者を争いました。
カープの連覇に大きく貢献し、背番号も6へと変更しました。ライバルも着々と力をつけており、レギュラーの座は安泰とはいえませんが、競争に勝って更なる飛躍を遂げてくれることを期待しています。
山川穂高内野手
記事:2017年注目の選手③ 山川穂高内野手(埼玉西武ライオンズ) - 野球の記録がここにある
入団年:2013年
前年成績:49試合、36安打、打率.259、14本塁打、32打点、0盗塁
2017年成績:78試合、72安打、打率.298、23本塁打、61打点、0盗塁
<2017年の主な活躍>
・2ヶ月連続月間MVP獲得(8月度、9月度)
・自身初のシーズン20本塁打
・8月2日の楽天戦で3打席連続本塁打
<pekitarinメモ>
・シーズン序盤は打撃不調に苦しむも、中盤からは猛打が復活。特にシーズン終盤は圧巻の打撃を見せ、2ヶ月連続月間MVPに輝きました。また、規定打席未満ながらOPS10割&シーズン20本塁打越えを記録するなど、ライオンズの4番に定着。「おかわり2世」ながら今年に限っていえば本家越えを果たしていえるでしょう。
2018年は本塁打王の有力候補にとどまらず、日本を代表するスラッガーへの成長を期待しています。
佐々木千隼投手
記事:2017年注目の選手④ 佐々木千隼投手(千葉ロッテマリーンズ) - 野球の記録がここにある
入団年:2016年
前年成績:(※新人のため成績無し)
2017年成績:15試合、防御率4.22、4勝7敗、投球回数85回1/3、59奪三振
<2017年の主な活躍>
・新人ながら開幕ローテーション入り
・9月13日日本ハム戦でプロ初完投勝利
<pekitarinメモ>
・ルーキーながら見事に開幕ローテーション入りを果たし、プロ初登板で初勝利を上げました。このまま順調に白星を重ねていくかに思えましたが、制球に苦しむ場面が多く、大学時代の球威も陰りを見せたことで不安定なピッチングが続き、7月に二軍降格。二軍でフォーム矯正をはかると、9月に一軍復帰を果たし、復帰登板でプロ初完投勝利を記録。一軍復帰後の防御率は1.38と安定感のある投球で来年飛躍に向けての足掛かりを作ったといえるでしょう。
まとめ
「2017年注目の選手」として挙げた4選手の中で、規定打席・規定投球回に到達したのは安部選手のみでしたが、2018年の更なるブレイクを予感させる活躍を見せてくれました。
各選手それぞれポジションやプレイスタイルは異なりますが、来年以降各チームを引っ張っていく主力として、素晴らしい活躍をしてくれることを期待しています。