足立光宏(阪急)
・若いころは速球派、スピードが落ちてからはシンカーを武器に活躍したアンダースロー投手。
・日本シリーズでは巨人戦に強かった「日本シリーズ男」でもある。
・4年目の1962年には広瀬、野村らがクリーンアップに並ぶ南海の強力打線相手に当時の日本記録となる1試合17奪三振を奪い、無四球被安打2の107球で完封勝利を記録する。
・1967年には20勝10敗、防御率1.75の成績で優勝に貢献し、最優秀防御率とMVPを獲得。
・1976、1977年の日本シリーズでは2年連続でシリーズ最優秀投手賞を受賞している。
王貞治(巨人)
・通算本塁打の世界記録保持者「世界の王」。
・1957年、早稲田実業のエースとして第29回春の甲子園で優勝。2年生で出場した夏の甲子園では2回戦で延長11回を完投しノーヒットノーランを達成している。
・巨人入団後は一塁手にコンバートし、1964年には当時の日本記録となる55本塁打を放つ。
・1980年に引退するまで868本塁打(世界記録)を放ち、通算2786安打(歴代3位)、MVP9回、本塁打王15回、三冠王2回など数々の記録を残していく。
・チームとしてもV9を含む11度の日本一、14度のリーグ優勝に貢献。監督としても3度のリーグ優勝、2度の日本一、2006年のWBCでは初代優勝監督となっている。
・通算本塁打に限らず数々の日本記録を有する大打者であるが、一塁手としての守備能力にも定評があり、ダイヤモンドグラブ賞(現在のゴールデングラブ賞)が制定されてから引退するまでの9年間連続で受賞したほか、シーズン守備機会連続無失策991などのセ・リーグ記録も達成している。
張本勲(東映 - 巨人- ロッテ)
・通算3085安打の日本記録保持者。
・4歳のときに右手を大やけどし、左利きになったという過去がある。
・プロ入り後は一塁手から外野手に転向すると、1年目からレギュラーに定着し新人王を獲得。3年目に初めて首位打者を獲得し、引退までに日本タイ記録となる7度の首位打者に輝いた。
・通算3000本安打以外にも、通算500本塁打・300盗塁も記録しており、史上唯一の3割・300本塁打・300盗塁の通算トリプルスリーを達成している。