80年を超えるプロ野球の歴史には、数々の偉大な選手たちが存在します。
これからも語り継がれるべき、それぞれの時代を代表するスターの紹介第19弾です。
安仁屋宗八
所属球団:広島 - 阪神 - 広島
・当時アメリカ占拠下にあった沖縄出身者として、初めてプロ野球選手となった元祖「沖縄の星」である。
・12人兄弟の八男として生まれたことから「宗八」と名付けられた。
・3年目の1966年には、巨人戦で9回2死までノーヒットに抑えながら、黒江透修に安打を許してノーヒットノーランを逃した。
尾崎行雄
所属球団:東映
・弱冠17歳でのプロ入りながら、その剛速球で「怪童」と称され、現在でも「最も早い球を投げた投手」の一人として名が挙がることが多い投手である。
・高校2年の夏に甲子園で全国制覇を果たし、高校を中退してプロ入りしている。
・史上最年少(17歳10カ月)でのオールスター選出及び登板を記録している。
・一年目は207回2/3を投げ、20歳9敗、防御率2.42の活躍で新人王に選ばれた。
高井保弘
所属球団:阪急
・代打のひと振りにかけた「世界の代打男」。
・通算代打本塁打世界記録保持者(27本)であり、その他にも通算代打起用回数、通算代打安打、通算代打打点のパ・リーグ記録など数々の代打記録を保持している。
・投手の癖をメモした100冊にも及ぶノートにより、1974年には通算代打本塁打の日本記録を更新する。また、その年は代打選手としては元祖「代打専門選手」の麻生実男以来2人目となるオールスター出場を果たす。そのオールスター第1戦では、1-2でセ・リーグ1点リードの9回裏一死一塁の場面で代打として登場し、史上初となる代打逆転サヨナラホームランを放ち、見事MVPを受賞した。
・1975年には通算代打本塁打の世界記録を更新し、1982年に引退するまでにその記録を27本まで伸ばした。