野球の記録がここにある

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幻の本塁打を打った選手たち

 

プロ野球において「幻の本塁打」を打った選手たちを紹介します。(※2018年終了時点)

 

 

目次

 

1949年4月13日:櫟信平(東急フライヤーズ)

経緯:フェンス天辺に当たりフィールドに跳ね返った打球を本塁打とみなしたが、後日規則解釈の誤りと判明し試合自体が無効となったため。

シーズン成績:99試合、62安打、打率.239、8本塁打、42打点、3盗塁

通算本塁打:25本

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1949年4月27日:山川喜作(読売ジャイアンツ)

経緯:7回表降雨コールドゲームのため、当時の規定により7回表の本塁打が取り消し。

シーズン成績:84試合、68安打、打率.255、3本塁打、31打点、10盗塁

通算本塁打:26本

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1951年7月25日:駒田桂二(大阪タイガース)

経緯:投球がボークだったため、当時の規定により取り消し。

シーズン成績(打撃):45試合、24安打、打率.286、1本塁打、5打点、1盗塁

シーズン成績(投球):45試合、防御率3.24、11勝13敗、投球回227回2/3、86奪三振

通算本塁打:1本

 

1954年7月25日:杉山悟(中日ドラゴンズ)

経緯:10回裏に放棄試合のため、当時の規定により10回表の本塁打が取り消し。

シーズン成績:129試合、129安打、打率.273、28本塁打、91打点、11盗塁

通算本塁打:209本

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1957年4月11日:穴吹義雄(南海ホークス)

経緯:一塁走者追い越しにより取り消し。

シーズン成績:123試合、112安打、打率.274、15本塁打、51打点、4盗塁

通算本塁打:89本

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1958年9月19日:長嶋茂雄(読売ジャイアンツ)

経緯:一塁空過をアピールされたため取り消し。

シーズン成績:130試合、153安打、打率.305、29本塁打、92打点、37盗塁

通算本塁打:444本

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1961年10月14日:柳田利夫(毎日大映オリオンズ)

経緯:一塁走者追い越しにより取り消し。

シーズン成績:114試合、92安打、打率.251、6本塁打、36打点、10盗塁

通算本塁打:68本

 

1964年6月17日:ジム・マーシャル(中日ドラゴンズ)

経緯:左翼手が捕球寸前に左翼側スタンドの観客が身を乗り出して打球を取り、「観客が取らなければ捕球できていた」という審判の判断によりアウトとなったため。

シーズン成績:131試合、134安打、打率.280、31本塁打、88打点、2盗塁

通算本塁打:78本

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1965年6月24日:星山晋徳(サンケイスワローズ)

経緯:一塁走者追い越しにより取り消し。

シーズン成績:89試合、43安打、打率.205、3本塁打、15打点、1盗塁

通算本塁打:24本

 

1965年10月10日:トニー・ロイ(西鉄ライオンズ)

経緯:一塁走者追い越しにより取り消し。

シーズン成績:136試合、147安打、打率.292、22本塁打、77打点、9盗塁

通算本塁打:126本

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1966年5月10日:近藤和彦(大洋ホエールズ)

経緯:打つ前にタイムがかかっていたため取り消し。

シーズン成績:130試合、145安打、打率.301、7本塁打、34打点、14盗塁

通算本塁打:109本

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1967年7月19日:白仁天(東映フライヤーズ)

経緯:一塁走者追い越しにより取り消し。

シーズン成績:128試合、111安打、打率.280、10本塁打、51打点、13盗塁

通算本塁打:209本

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1971年6月10日:高田繁(読売ジャイアンツ)

経緯:左翼手が捕球寸前に左翼側スタンドの観客が手を伸ばして打球を取り、「観客が取らなければ捕球できていた」という審判の判断によりアウトとなったため。

シーズン成績:127試合、129安打、打率.270、11本塁打、51打点、38盗塁

通算本塁打:139本

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1975年6月1日:村上公康(ロッテオリオンズ)

経緯:打つ前にタイムがかかっていたため取り消し。

シーズン成績:102試合、54安打、打率.240、6本塁打、25打点、0盗塁

通算本塁打:58本

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1976年4月29日:行沢久隆(日本ハムファイターズ)

経緯:一塁走者追い越しにより取り消し。

シーズン成績:69試合、14安打、打率.161、0本塁打、10打点、0盗塁

通算本塁打:35本

 

1979年5月24日:ウェイン・ギャレット(中日ドラゴンズ)

経緯:一塁走者追い越しにより取り消し。

シーズン成績:115試合、105安打、打率.252、20本塁打、71打点、3盗塁

通算本塁打:28本

 

1981年7月19日:アート・ガードナー(広島東洋カープ)

経緯:本塁空過をアピールされたため取り消し。

シーズン成績:129試合、135安打、打率.281、26本塁打、77打点、10盗塁

通算本塁打:30本

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1984年7月19日:簑田浩二(阪急ブレーブス)

経緯:勝ち越し本塁打の直後にコールドゲームが宣告されたため、規定により取り消し。

シーズン成績:119試合、122安打、打率.280、26本塁打、88打点、5盗塁

通算本塁打:204本

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1987年8月9日:ボブ・ホーナー(ヤクルトスワローズ)

経緯:同点本塁打の直後にコールドゲームが宣告されたため、規定により取り消し。

シーズン成績:93試合、99安打、打率.327、31本塁打、73打点、0盗塁

通算本塁打:31本

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1995年6月20日:新庄剛志(阪神タイガース)

経緯:外野スタンドへの大飛球が応援団の応援旗に叩き落されグラウンドに落下したが、規則に基づいて審判の判断により二塁打となったため。

シーズン成績:87試合、70安打、打率.225、7本塁打、37打点、6盗塁

通算本塁打:205本

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1999年9月14日:エディ・ディアス(広島東洋カープ)

経緯:一塁走者追い越しにより取り消し。

シーズン成績:110試合、95安打、打率.263、8本塁打、53打点、2盗塁

通算本塁打:65本

 

2004年4月17日:SHINJO(北海道日本ハムファイターズ)

経緯:右翼側スタンドの観客が身を乗り出して打球を取ったが、規則に基づいて審判の判断により二塁打となったため。

シーズン成績:123試合、150安打、打率.298、24本塁打、79打点、1盗塁

通算本塁打:205本

 

2004年9月20日:SHINJO(北海道日本ハムファイターズ)

経緯:一塁走者追い越しにより取り消し。

シーズン成績:123試合、150安打、打率.298、24本塁打、79打点、1盗塁

通算本塁打:205本

 

2006年6月11日:李承燁(読売ジャイアンツ)

経緯:一塁走者の三塁空過をアピールされたため取り消し。

シーズン成績:143試合、169安打、打率.323、41本塁打、108打点、5盗塁

通算本塁打:159本

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2006年9月19日:奈良原浩(中日ドラゴンズ)

経緯:右翼側スタンドの観客が身を乗り出して打球を取ったが、規則に基づいて審判の判断により二塁打となったため。

シーズン成績:37試合、6安打、打率.194、0本塁打、1打点、1盗塁

通算本塁打:13本

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2008年5月7日:アレックス・ラミレス(読売ジャイアンツ)

経緯:左翼側スタンドの観客が差し出した手に触れてグラウンドに打球が落ちたが、規則に基づいて審判の判断により二塁打となったため。

シーズン成績:144試合、175安打、打率.319、45本塁打、125打点、1盗塁

通算本塁打:380本

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2010年9月15日:小谷野栄一(北海道日本ハムファイターズ)

経緯:左翼側スタンドの観客が手を伸ばして打球を取ったが、規則に基づいて審判の判断により二塁打となったため。

シーズン成績:144試合、177安打、打率.311、16本塁打、109打点、8盗塁

通算本塁打:71本

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2014年4月19日:坂本勇人(読売ジャイアンツ)

経緯:バックスクリーン左の打球に観客が手を触れ、そのままスタンドに入ったが、ビデオ判定により規則に基づいて審判の判断で二塁打となったため。

シーズン成績:144試合、152安打、打率.279、16本塁打、61打点、23盗塁

通算本塁打:183本(※現役選手)

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2015年9月12日:田中広輔(広島東洋カープ)

経緯:打球が外野フェンスのいずれかに当たってグラウンドに跳ね返り、ビデオ判定においても覆らず、インプレーとして三塁打となった。後日誤審が認められたものの、試合が成立しているため判定の変更はされなかったため。

シーズン成績:141試合、149安打、打率.274、8本塁打、45打点、6盗塁

通算本塁打:48本(※現役選手)

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2017年6月9日:クリス・マレーロ(オリックス・バファローズ)

経緯:本塁空過をアピールされたため取り消し。

シーズン成績:82試合、82安打、打率.290、20本塁打、50打点、1盗塁

通算本塁打:31本(※現役選手)

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