プロ野球において「幻の本塁打」を打った選手たちを紹介します。(※2018年終了時点)
目次
- 1949年4月13日:櫟信平(東急フライヤーズ)
- 1949年4月27日:山川喜作(読売ジャイアンツ)
- 1951年7月25日:駒田桂二(大阪タイガース)
- 1954年7月25日:杉山悟(中日ドラゴンズ)
- 1957年4月11日:穴吹義雄(南海ホークス)
- 1958年9月19日:長嶋茂雄(読売ジャイアンツ)
- 1961年10月14日:柳田利夫(毎日大映オリオンズ)
- 1964年6月17日:ジム・マーシャル(中日ドラゴンズ)
- 1965年6月24日:星山晋徳(サンケイスワローズ)
- 1965年10月10日:トニー・ロイ(西鉄ライオンズ)
- 1966年5月10日:近藤和彦(大洋ホエールズ)
- 1967年7月19日:白仁天(東映フライヤーズ)
- 1971年6月10日:高田繁(読売ジャイアンツ)
- 1975年6月1日:村上公康(ロッテオリオンズ)
- 1976年4月29日:行沢久隆(日本ハムファイターズ)
- 1979年5月24日:ウェイン・ギャレット(中日ドラゴンズ)
- 1981年7月19日:アート・ガードナー(広島東洋カープ)
- 1984年7月19日:簑田浩二(阪急ブレーブス)
- 1987年8月9日:ボブ・ホーナー(ヤクルトスワローズ)
- 1995年6月20日:新庄剛志(阪神タイガース)
- 1999年9月14日:エディ・ディアス(広島東洋カープ)
- 2004年4月17日:SHINJO(北海道日本ハムファイターズ)
- 2004年9月20日:SHINJO(北海道日本ハムファイターズ)
- 2006年6月11日:李承燁(読売ジャイアンツ)
- 2006年9月19日:奈良原浩(中日ドラゴンズ)
- 2008年5月7日:アレックス・ラミレス(読売ジャイアンツ)
- 2010年9月15日:小谷野栄一(北海道日本ハムファイターズ)
- 2014年4月19日:坂本勇人(読売ジャイアンツ)
- 2015年9月12日:田中広輔(広島東洋カープ)
- 2017年6月9日:クリス・マレーロ(オリックス・バファローズ)
1949年4月13日:櫟信平(東急フライヤーズ)
経緯:フェンス天辺に当たりフィールドに跳ね返った打球を本塁打とみなしたが、後日規則解釈の誤りと判明し試合自体が無効となったため。
シーズン成績:99試合、62安打、打率.239、8本塁打、42打点、3盗塁
通算本塁打:25本
関連ページ:
1949年4月27日:山川喜作(読売ジャイアンツ)
経緯:7回表降雨コールドゲームのため、当時の規定により7回表の本塁打が取り消し。
シーズン成績:84試合、68安打、打率.255、3本塁打、31打点、10盗塁
通算本塁打:26本
関連ページ:歴代サイクルヒット達成者① - 野球の記録がここにある
1951年7月25日:駒田桂二(大阪タイガース)
経緯:投球がボークだったため、当時の規定により取り消し。
シーズン成績(打撃):45試合、24安打、打率.286、1本塁打、5打点、1盗塁
シーズン成績(投球):45試合、防御率3.24、11勝13敗、投球回227回2/3、86奪三振
通算本塁打:1本
1954年7月25日:杉山悟(中日ドラゴンズ)
経緯:10回裏に放棄試合のため、当時の規定により10回表の本塁打が取り消し。
シーズン成績:129試合、129安打、打率.273、28本塁打、91打点、11盗塁
通算本塁打:209本
関連ページ:【タイトルホルダー】歴代本塁打王 ~1950年代~ - 野球の記録がここにある
1957年4月11日:穴吹義雄(南海ホークス)
経緯:一塁走者追い越しにより取り消し。
シーズン成績:123試合、112安打、打率.274、15本塁打、51打点、4盗塁
通算本塁打:89本
関連ページ:【通算記録】代打本塁打数トップ20 - 野球の記録がここにある
1958年9月19日:長嶋茂雄(読売ジャイアンツ)
経緯:一塁空過をアピールされたため取り消し。
シーズン成績:130試合、153安打、打率.305、29本塁打、92打点、37盗塁
通算本塁打:444本
関連ページ:歴代ベストナイン受賞者 ~1958年~ - 野球の記録がここにある
1961年10月14日:柳田利夫(毎日大映オリオンズ)
経緯:一塁走者追い越しにより取り消し。
シーズン成績:114試合、92安打、打率.251、6本塁打、36打点、10盗塁
通算本塁打:68本
1964年6月17日:ジム・マーシャル(中日ドラゴンズ)
経緯:左翼手が捕球寸前に左翼側スタンドの観客が身を乗り出して打球を取り、「観客が取らなければ捕球できていた」という審判の判断によりアウトとなったため。
シーズン成績:131試合、134安打、打率.280、31本塁打、88打点、2盗塁
通算本塁打:78本
関連ページ:歴代オールスターMVP② ~1960年代~ - 野球の記録がここにある
1965年6月24日:星山晋徳(サンケイスワローズ)
経緯:一塁走者追い越しにより取り消し。
シーズン成績:89試合、43安打、打率.205、3本塁打、15打点、1盗塁
通算本塁打:24本
1965年10月10日:トニー・ロイ(西鉄ライオンズ)
経緯:一塁走者追い越しにより取り消し。
シーズン成績:136試合、147安打、打率.292、22本塁打、77打点、9盗塁
通算本塁打:126本
関連ページ:年度別打率ベスト10 ~1965年~ - 野球の記録がここにある
1966年5月10日:近藤和彦(大洋ホエールズ)
経緯:打つ前にタイムがかかっていたため取り消し。
シーズン成績:130試合、145安打、打率.301、7本塁打、34打点、14盗塁
通算本塁打:109本
関連ページ:【打法】数々の快打を生み出した個性的な打法 - 野球の記録がここにある
1967年7月19日:白仁天(東映フライヤーズ)
経緯:一塁走者追い越しにより取り消し。
シーズン成績:128試合、111安打、打率.280、10本塁打、51打点、13盗塁
通算本塁打:209本
関連ページ:パワーとスピードを兼ね備えた選手たち - 野球の記録がここにある
1971年6月10日:高田繁(読売ジャイアンツ)
経緯:左翼手が捕球寸前に左翼側スタンドの観客が手を伸ばして打球を取り、「観客が取らなければ捕球できていた」という審判の判断によりアウトとなったため。
シーズン成績:127試合、129安打、打率.270、11本塁打、51打点、38盗塁
通算本塁打:139本
関連ページ:二つ名を持った選手たち - 野球の記録がここにある
1975年6月1日:村上公康(ロッテオリオンズ)
経緯:打つ前にタイムがかかっていたため取り消し。
シーズン成績:102試合、54安打、打率.240、6本塁打、25打点、0盗塁
通算本塁打:58本
関連ページ:歴代ダイヤモンドグラブ賞受賞者 〜1974年〜 - 野球の記録がここにある
1976年4月29日:行沢久隆(日本ハムファイターズ)
経緯:一塁走者追い越しにより取り消し。
シーズン成績:69試合、14安打、打率.161、0本塁打、10打点、0盗塁
通算本塁打:35本
1979年5月24日:ウェイン・ギャレット(中日ドラゴンズ)
経緯:一塁走者追い越しにより取り消し。
シーズン成績:115試合、105安打、打率.252、20本塁打、71打点、3盗塁
通算本塁打:28本
1981年7月19日:アート・ガードナー(広島東洋カープ)
経緯:本塁空過をアピールされたため取り消し。
シーズン成績:129試合、135安打、打率.281、26本塁打、77打点、10盗塁
通算本塁打:30本
関連ページ:【今日は何の日?】野球界で7月19日に起きた出来事 - 野球の記録がここにある
1984年7月19日:簑田浩二(阪急ブレーブス)
経緯:勝ち越し本塁打の直後にコールドゲームが宣告されたため、規定により取り消し。
シーズン成績:119試合、122安打、打率.280、26本塁打、88打点、5盗塁
通算本塁打:204本
関連ページ:歴代トリプルスリー達成者 - 野球の記録がここにある
1987年8月9日:ボブ・ホーナー(ヤクルトスワローズ)
経緯:同点本塁打の直後にコールドゲームが宣告されたため、規定により取り消し。
シーズン成績:93試合、99安打、打率.327、31本塁打、73打点、0盗塁
通算本塁打:31本
関連ページ:二つ名を持った選手たち - 野球の記録がここにある
1995年6月20日:新庄剛志(阪神タイガース)
経緯:外野スタンドへの大飛球が応援団の応援旗に叩き落されグラウンドに落下したが、規則に基づいて審判の判断により二塁打となったため。
シーズン成績:87試合、70安打、打率.225、7本塁打、37打点、6盗塁
通算本塁打:205本
関連ページ:【書籍】野村克也著「野村克也からの手紙 野球と人生がわかる二十一通」で手紙を送られた人物まとめ - 野球の記録がここにある
1999年9月14日:エディ・ディアス(広島東洋カープ)
経緯:一塁走者追い越しにより取り消し。
シーズン成績:110試合、95安打、打率.263、8本塁打、53打点、2盗塁
通算本塁打:65本
2004年4月17日:SHINJO(北海道日本ハムファイターズ)
経緯:右翼側スタンドの観客が身を乗り出して打球を取ったが、規則に基づいて審判の判断により二塁打となったため。
シーズン成績:123試合、150安打、打率.298、24本塁打、79打点、1盗塁
通算本塁打:205本
2004年9月20日:SHINJO(北海道日本ハムファイターズ)
経緯:一塁走者追い越しにより取り消し。
シーズン成績:123試合、150安打、打率.298、24本塁打、79打点、1盗塁
通算本塁打:205本
2006年6月11日:李承燁(読売ジャイアンツ)
経緯:一塁走者の三塁空過をアピールされたため取り消し。
シーズン成績:143試合、169安打、打率.323、41本塁打、108打点、5盗塁
通算本塁打:159本
関連ページ:歴代「30本塁打カルテット」 - 野球の記録がここにある
2006年9月19日:奈良原浩(中日ドラゴンズ)
経緯:右翼側スタンドの観客が身を乗り出して打球を取ったが、規則に基づいて審判の判断により二塁打となったため。
シーズン成績:37試合、6安打、打率.194、0本塁打、1打点、1盗塁
通算本塁打:13本
関連ページ:WBC(World Baseball Classic) 侍ジャパンの歴史 - 野球の記録がここにある
2008年5月7日:アレックス・ラミレス(読売ジャイアンツ)
経緯:左翼側スタンドの観客が差し出した手に触れてグラウンドに打球が落ちたが、規則に基づいて審判の判断により二塁打となったため。
シーズン成績:144試合、175安打、打率.319、45本塁打、125打点、1盗塁
通算本塁打:380本
関連ページ:打撃主要3部門全てを獲得した選手たち - 野球の記録がここにある
2010年9月15日:小谷野栄一(北海道日本ハムファイターズ)
経緯:左翼側スタンドの観客が手を伸ばして打球を取ったが、規則に基づいて審判の判断により二塁打となったため。
シーズン成績:144試合、177安打、打率.311、16本塁打、109打点、8盗塁
通算本塁打:71本
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2014年4月19日:坂本勇人(読売ジャイアンツ)
経緯:バックスクリーン左の打球に観客が手を触れ、そのままスタンドに入ったが、ビデオ判定により規則に基づいて審判の判断で二塁打となったため。
シーズン成績:144試合、152安打、打率.279、16本塁打、61打点、23盗塁
通算本塁打:183本(※現役選手)
関連ページ:【タイトルホルダー】歴代最多安打 ~2010年代~ - 野球の記録がここにある
2015年9月12日:田中広輔(広島東洋カープ)
経緯:打球が外野フェンスのいずれかに当たってグラウンドに跳ね返り、ビデオ判定においても覆らず、インプレーとして三塁打となった。後日誤審が認められたものの、試合が成立しているため判定の変更はされなかったため。
シーズン成績:141試合、149安打、打率.274、8本塁打、45打点、6盗塁
通算本塁打:48本(※現役選手)
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2017年6月9日:クリス・マレーロ(オリックス・バファローズ)
経緯:本塁空過をアピールされたため取り消し。
シーズン成績:82試合、82安打、打率.290、20本塁打、50打点、1盗塁
通算本塁打:31本(※現役選手)
関連ページ:プロ野球記念本塁打記録者 - 野球の記録がここにある